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治療の内容
患者さんご自身の体にある、がん細胞を殺す役割を担っている免疫の細胞であるナチュラルキラー細胞(NK細胞)を使った、がん免疫療法です。
患者さんご自身の血液から、NK細胞を含むリンパ球を当院で採取し、京都大学の免疫学の研究者らが設立した京都の培養センターへ送ります。そこで、NK細胞を培養して数を増やし活性を高めた状態にして、患者さんの体内に点滴で戻す治療です。
NK細胞は活性が高ければ、がん細胞を攻撃する能力が高いことが知られています。患者さんご自身の細胞を使う治療で、遺伝子操作などは行いませんので原理的に安全な治療と考えられています。
ANK免疫細胞療法は再生医療安全性確保法により、届け出が必要な治療です。当院はANK免疫療法を行うことができる、ANK拠点医療機関です。
副作用
患者さんにより個人差はありますが、多くの方で発熱がみられます。これは培養されたNK細胞が体内に戻された際に放出する免疫刺激物質の作用によるものです。発熱は一過性で、時間とともにおさまります。
費用
この治療は保険外治療(自由診療)です。
- 12回の治療・培養・リンパ球採取・点滴に係る費用:
4,684,000円(税込) - 医師との治療に係る相談・面談の費用: 30分 5,500円(税込)
- 治療の詳細につきましては、ご相談ください。予約制。
連絡先
詳細は喜多村クリニック092-581-6640までお電話ください。
▼ がん細胞(ピンク)を攻撃するNK細胞(緑)
ANK免疫細胞療法の流れ
- 1.相談・お申し込み
- 2.リンパ球の採取
- 3.リンパ球の培養
- 4.治療
12回の点滴で1クールです。
※この治療は健康保険が適応されません。治療・検査・処方の全てが自費診療となります。
参考サイト
リンパ球バンク株式会社 https://www.lymphocyte-bank.co.jp/