理研免疫再生医学のがん免疫療法
- 適応疾患
- ・すべてのがん疾患(一部の白血病、一部の悪性リンパ腫を除く)
・がんリスクの抑制を目的とする方(転移再発を含む)
NKT細胞標的治療(RIKEN-NKT®)とは
理研免疫再生医学のがんの免疫療法です。
強い抗腫瘍効果を持つとされるNKT(ナチュラルキラーT)細胞を体内で活性化する免疫療法。
採血して培養した樹状細胞にNKTを活性化する免疫活性化物質を結合させ体内へ戻します。
体内のNKT細胞を活性化し、
活性化されたNKT細胞による直接的な抗腫瘍効果に加え、
自然免疫を活性化し、NK細胞による抗腫瘍効果や
獲得免疫を活性化し、T細胞による抗腫瘍効果を発揮します。
また、がんによる免疫抑制を制御します。
それらの反応が持続する特徴を持ちます。
がん治療やがんリスクを抑える(術後の転移再発を含む)目的で行います。
外来通院で治療が可能です。入院の必要はありません。

副作用
ご自身の細胞を使用するため、強い副作用はみられません。
発熱、倦怠感、注射部位の腫れなどが一過性にみられることがあります。
発熱は38度未満で2日以内に解熱する軽微なものです。
ごくまれにアレルギー様の症状が一過性にみられることがあります。
臨床試験・参考例
NKT細胞標的治療はこれまでに大学等の研究機関で臨床試験が行われています。
進行性の肺がんでは生存期間の延長や頭頸部がんでは腫瘍の縮小・不変が報告されています。

<臨床外科68(8)908-914 2013より抜粋>
個人の体質や病状によって効果に個人差が生じます。期待する効果が十分得られない場合があります。
すべてのがん腫で効果が検証された治療法ではありません。
近年開発された治療法であり現在も有効性についての検証がつづけられています。
治療の流れ
1、がん治療相談をご予約ください。NKT細胞標的治療・RIKEN-NKT®についてご説明します。
2、治療ご希望の場合は、事前の血液検査を行います。1週間以内に結果が出ます。
3、事前の血液検査で問題がなければ、細胞培養のための成分採血あるいは全血採血を行います。
4、細胞培養施設で培養が行われ、NKT細胞を活性化するRIKEN-NKT®が作られます。
5、培養にかかる期間は約2週間です。
6、免疫細胞を皮下注射で体内に戻します。
7、通常、治療は2週間ごとに4回行います。
8、4回の治療が1クールになります。
9、治療終了後は定期的な経過観察を行います。
費用
- 成分採血・培養・治療1クール: 3,481,500円(税込)
- 全血採血・培養・治療1クール: 1,816,100円(税込)
- 医師との治療に係る相談・面談の費用: 11,000円(税込)
- 初診時の血液検査の費用: 33,000円(税込)
参考サイト
理研免疫再生医学 https://riken-irm.com/
NKT細胞とは・理研免疫再生医学 https://riken-irm.com/nkt.html
RIKEN-NKT®とは・理研免疫再生医学 https://riken-irm.com/occasion.html



